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以前かいた赤降を発掘したので

注意
バスケしてない
赤司くんが一つ年上
赤司くんがヤンデレ
赤司くんが画家(村.山槐.多さんイメージ)
赤→降




赤司さんは俺の一つ上の先輩で、なんか画家さんらしいけど俺は彼と2、3回話したことがあるだけで彼のことをよくは知らない。

しかし、彼が異常であることはよくわかった。

ここ数日、血で書いた手紙が届くのだ。

もちろん、恋文である。

接吻で人を殺せるようになっただの、モデルになってほしいだのといった内容に、頭がくらくらした。


ついには彼は俺をプリンス様と呼びだした。やめてください。

もはやその頃には「やだ...イケメンッ...」とかの感情は失せていたし、返事すらまともに返さなくなってきた。
なんつーか、もう、帰れ。

そんな風にそっけない態度をとっていたら彼の熱も冷めると思っていたが逆だった。

むしろ日に日にヒートがファクトに包まれてアップだ。

ついには家にまで憑いてこられた。憑いて。

「ちょ、帰ってください帰れ!」
「フフップリンス様はツンデレだなぁまるで真太郎みたいだ」
駄目だ!手におえない!


とりあえずえんがちょしてみたけどまるで効果がなかった。えんがちょ。

警察を呼ぶか救急車(あざとイエローカラー)を呼ぶか真剣に悩んでいると、彼は俺のの手首をいきなり掴んできた。

「いた...っ!やめてください
去れえんがちょの向こう側へ!」

「僕は目が見えなくなったら死ぬ」

彼は俺の目をじっと見て言った。

手首は離してくれたけど、不揃いな目は離してくれなかった。

「僕は絵がかけなくなったら自殺する。ずっとそう考えていた。

いま既に視力が落ち続けている。だからそのうち死ぬ。
君を見るまでは、そう考えていた。


でも...」

一旦言葉をきって、続けた。

「僕は君を見られなくなったら死ぬことにした。

最期に君を描いて、描いた僕は死ぬんだ」

「な...」

それはつまり俺が逃げたら遺書がわりに俺の顔描いて自殺するってこと?


「なにこのひとこわい...」

つい口に出してしまった。

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