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夏がきたるまで

今日部活の春の講習会みたいなのに参加してきましたー
脚本のとこだったので、作った脚本あげてみまーっすわぁい!
加筆・修正してます。あとこれやっちゃだめなんですがキャラ名省略して書きます。スイマセン打つのメンドい
無断使用許可です。(練習用です)物理的に無理なシーンとかありますね。ヲイオレ

人物
丸玉珠(またまたま) 女の子。引っ越してきた。
すだれ 春の妖精
母 珠の母

   珠の自室。夜。レースのカーテンがゆれる。
た「はあ…」
は「何溜息なんてついてるの。早く寝なさい」
た「はいはい」
   母、出て行く。
た「はぁ…やだなぁ」
   寝付けない珠。布団から這いでて、窓の外を眺める。
す「どうしたの?」
た「う、うわっ!?ダッ誰!?何?そ、空飛んでる!!?」
す「私、すだれ。春の妖精なの」
た「何故にすだれ…こんばんわ、私珠…って妖精!?」
す「ねぇ、何がやなの?ねぇー」
た「か、関係ないでしょ」
す「あるわ。人が溜息をつくと春が逃げるの。とてもこまるわ」
た「幸せじゃなくて?」
す「私達にとって春は幸せなの。あなた達は違うの?」
た「春は、嫌い」
す「なんで?」
た「明日、高校の入学式なの。私、先週引っ越してきたばかりだし人付き合い苦手だから、友達出来ないかも。もぉやだ」
す「それ春じゃなくて明日が嫌なんじゃないかしら」
た「…」
す「…あっ、そうだ、一人でいればいいのよ!」
た「そっかぁ~!それだ!………ってなんでやねんっ!ボツよ!」
す「なんで?」
た「なんでって…一人は寂しいもの」
す「じゃあ、友達を作ればいいじゃない!」
た「無理よ!それが出来たら苦労しないわ!!」
す「どうして。なんで?」
た「人付き合いは苦手だっちゅーの。どーせできないわ」
す「まだ、わからないわ。……………決めつけて、楽しい?」
た「………」
す「私ね、友達いないの。一人ぼっち。」
た「そ、そうなの?」
す「ええ。生まれてくるのが早かったみたい。…もうすぐしたら仲間が生まれるの。でも、春が逃げちゃったら、ずっと一人ぼっち」
た「…」
す「ねぇ、どうしたら珠は溜息つかなくなるのかしら」
た「…(ボソッ)」
す「なぁに?」
た「………じゃあ、私の、…友達になってよ」
   すだれが満面の笑みを浮かべる。
す「勿論!」
   いきなりすだれが珠の手をとる。ビクウッ
た「な、何?」
す「私達は友達に贈り物をするの!一足早い春のプレゼントよ」
   珠の手に溢れるタンポポ
た「わあ…!あ、ありがとう!」
す「綺麗でしょ」
た「うん…!あ、じゃあ私も…えと、そうだ!これっ」
   珠、星の形の髪留を渡す
す「なぁに?これ」
た「こうやって、つかうの。うん、似合ってる」
す「…ありがとう!」
   すだれの周りに菫の花が溢れる。すだれ、窓の外を見る。
す「あっ、もう春が来るわ、行かなきゃ」
た「あ、もう行っちゃうの!?」
す「春の妖精だもの。また会いましょう。」
た「…また、会える?」
す「勿論!夏が来るまでなら。」
た「…毎日でも、会いに来てね」
す「ありがとう、私の大好きなお友達」
   すだれ、窓から出ていき
た「待ってるわ…あ、私、春嫌いっていったけど、あれほんとは嘘…だから…っ!またね!!」
す「またね!!」
   すだれ、退場。珠、しばらくすだれの飛んで行ったほうを見つめた後、たんぽぽを髪にさしてみる。

おわり。

なんかむっちゃ加筆しまくった…恥ず…!

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