金喰い虫も好き好き 過去のやつ 彼女は,グルメではない その証拠に好き嫌いなどしない。寧ろしようが無い。 真白い手の甲を,ベロリと舐め上げた。 「それで,あなたはいくら喰べさせてくれるの。」 彼女は,ただの金喰い虫なだけなのだ。 フローリングの13畳, 床には赤い牛肉が転がっていた。 よく見ると,小さな足跡がついている。 …踏んだのか。 彼女は人間の食事などしない。それは彼女に何の栄養も与えないからだ。 彼女は,金を食べる。 紙幣,硬貨,日本銀行券,$,€,挙句には貝殻や葉っぱや石コロなど…区別なく彼女の前では ただの食料である。 動物を食べるという罪を犯さないで,生きられる。 裏返せば彼女は,人が文明を放棄すれば生きてはゆけないともいえるけれど。 放置予定の創作話です。。 [0回]PR
CHATROOM 十分ぐらいで考えたやつ《CHATROOM 》某全寮制高校では、生徒の引きこもりや、仲の悪さ(というか相互の無関心)、学校行事への無関心が大きな問題となっていた。学校側もこれを悩んだ末、"CHATROOM制度 "をもうけた。"CHATROOM制度"とは 学校側がランダムに選んだ数名にノートパソコンが支給され、最低でも週に三時間、学校側が用意したチャットルームにログインして、会話をすること。別にスマホからでも入れる。(電脳空間で話をすることで、現実でも仲良くなって欲しいという感じ。)ネットいじめとか起こる可能性を考慮して、人工知能"Lagoon"を設置。彼(彼女?)がチャットルームの番人。猥談とかならスルーだが、悪口や(教師の秘密暴露程度ならスルー)喧嘩などがみられた場合は通報もしくは仲裁にはいる。会話を円滑にまわしたり、また個人的に相談に乗ってくれることも。いい人(人?) [0回]