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中途半端学園戯言二次創作

目が覚めたらまず、大きく伸びをする。
そしてまだ重たい頭を抱えつつも、「おはようございます」なんてポツリと呟いて、顔を洗い歯を磨き、朝食をとる。なにもつけていない生の食パンだ。味気のない食事をくわえながら、登校の支度に向かう。
骨董アパートとなどと呼ばれている古めかしいというかただぼろい寮を出ると、人間失格、零崎人識が立っていた。
ぼぅっとただ突っ立っているように見えたので、後ろから羽交い締めにしてみようかと思ったけれど、僕が比喩でなく殺されるだけだろう。非生産的すぎる。リターンがない。やめた。
「よう」
彼の死角から近づいたところで此れである。ほんとどんな感覚してんのこいつ。
「やあ、おはよ」
「ん。ねみー」
「昨日は何時に寝たんだ?」
「五時」
「それ昨日じゃないだろ」
「傑作たぁなぁぁあぁあっ
!?」
零崎がぶっ飛んだ。
なんだ!?宇宙人襲来!?(それはない)お兄さん襲来!?(それはある。どうでもいいが双識さんにおをつけたらお双識さんになるな)小柄な零崎は隣家の竹藪にぶっ刺さっていた。前衛的だ...
さて、だれが零崎をぶっとばしたのかというと、何を隠そう匂宮出夢だった。
出夢くんは、色っぽいにもほどがあるセーラー服に身を包み、ドドドドドと聞こえてきそうな感じの立ち方をしていた。
「」
「おはよーギャハハハハ」
「お、おはよ...」
なんか安易なキャラ付けになっているぞ、出夢くん。
いつも通り理澄ちゃんは早めに登校しているようで、姿が見えなかった。反抗期、ではないと、思う...。
「それにしても出夢くんがこんな早くに出てくるなんて...つーか学校にくるなんて珍しいね。なんかあったの?」
「気まぐれだろ」零崎が呟く。
出夢くんはギャバャハ笑いに笑いながら(酸素大丈夫なんだろうか)「今日は授業参観だからな」と言った。

..忘れてた。

つかこう言うからには出夢くんは理澄ちゃんの保護者として行くのだろう。自分の単位よりも妹とは、見上げたシスコンである。
「相変わらず傑作たぁなあぁぁあぁぁあああぁっ!?」
零崎がぶっ飛んだ。あれなんかでじゃう。
さて、この度零崎をぶっとばして隣家のコンクリに埋め込んだのは誰であろう。人類最強、哀川潤であった。
「あたしを名字で呼ぶのは敵だけだぁッ潤と呼べ潤と...ってあれ、人識くんじゃーんなんだよ敵じゃんか」
呼んでねぇよ。
もはや言葉も無かった。

あきた。

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