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短歌

棒つきのアイスクリンの向こう側
スツーカを見ゆ雲の境目 

パソコン壊れました(T0T)

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パパイヤ

書きかけのあったので投下します。


パパ

パパはあたしに甘い。
欲しいものなら何でも買ってくれる。あたしを本気で怒ったことはない。あたしの我が儘を突っぱねたりは、出来ない。何でかって言うと、あたしの顔がパパにそっくりだから。
うちにはパパはいるけどママはいない。あたしが中学生になったと同時に出ていった。
パパが悪いんだ。だって、いつまでも自分の妹のことを忘れられないから。
パパの妹は、パパとまるで双子のようにそっくりだったらしい。そんで、仲は良かったらしい。そんな妹は若くして病気で死んだ。やりたいこと、なんにもできないまま。
妹が死んだとき、パパは修学旅行に行っていて、帰ってきたら既に土の下に眠っていたらしい。
そういうことで、パパはあたしに甘い。
ここまで語った、パパがあたしに甘い理由、乃ちパパの妹の話をパパは絶対口にしない。全部ママから聞いた話だ。ママもおばあちゃんから聞いたらしい。
けど、知ってる。パパは手帳にいつも、妹の写真を挟んでる。開くことは少ないけれど、たしかにゴムと小さなカレンダーの間に幼い子供の写真が在るのを見たことがある。しかも、暗い深夜のリビング。シスコンもいい加減にしろよとは思うけれど、お陰で甘い汁を啜れる私は何も言わずに部屋に戻った。



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突然のおつかい

ツイッターでも言ってたんですが
私の想像するディオ様のささやかなデレは、
ジョルノ様に「トマトジュース買ってきてくれ、お釣りはお前にやる」って時に、五万円渡す感じです。
なぜジョルノに様づけなのかというとジョルノ様厨の友達の影響です。(沼に引きずり込んだあげく漫画貸してくれる奴~)

あと関係ないですがツイッターの文豪のbotで菊佐野みたいなのあって歓喜、私しんだ...
ツイート検索で佐野で直ぐに見つかると思うので興味のある方はどうぞ、探してみてくだされ。にゃーです。にゃー。

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バッドエンド小話

くそのようなバッドエンド。
眠れなくてTwitterに呟いてたやつ×2のまとめ。
暗いです。


田舎で療養中の病弱で幼いお嬢さまがいて、両親は仕事仕事でほとんど会いに来ないため寂しい思いをしていた。
ある日、偶然出会った村の少年と仲良くなる。
召し使いや両親に屋敷から出ることを禁じられていたが、少年から聞いた、澄んだ川に足を浸した時の心地よさや、山の頂上から見る丸い世界、虫とり、取れたての野菜を井戸水で洗って食べたときの美味しさなどをどうしても体験してみたくて家の者にはバレないようこっそり、少年の手引きで抜け出す。
外の世界の楽しさを知った彼女は何度も少年と遊びにいった。
毎日が楽しかった。
しかし、ある日、足を踏み入れたことのない森に入ると粗野な男達(盗賊とか)に囲まれ、掴みかかられる。少年は少女を庇うが、あっさりと抑えられる。少女は複数人の男たちに犯され、それを凝視する少年。
全てが終わり、終に解放される、おうちに帰れる、命はたすかったと思った瞬間、少年が目の前で殺される。そのまま森に放置され、痛む体をなんとか動かして少年の体をおぶって屋敷へ帰る。
少年は勿論手遅れ。少女が傷モノになってしまったことも連鎖的にばれ、少年の葬式に出ることも許されず、ベッドに鎖で繋がれ部屋から出られなくなり、幼く無知なので自殺という概念のない少女は精神的に衰弱して死ぬ。

- 完 -


そこそこの企業に勤めていたサラリーマンが、会社がした汚職の罪をひっかぶせられて職を失い、世間に後ろ指を指される身の上になった。
借金は無いものの再就職先もなく妻子には捨てられ、貸家を追い出され、貯金を切り崩していたがすぐに首が回らなくなった。吊ろうと決意。

選んだのは人気の無い穴場で、不気味な雰囲気が漂う。考え直せと言う看板すらない。後には引けない、早く死のうと思うもののなんだかんだ未練がましく遺書を書いたり、電話帳のデータを一人一人消したり、携帯のメモ帳に遺書を書いたり、暗号にしてみて失敗したりしている。

もだもだやっていると背後から声をかけられた。
こんな所に人が、と驚きつつも振り替えると顔が善人そうな男が立っている。

死のうとしているのか、やめておけと止められる。漸く欲しかった言葉を貰えて瞳を潤ませる。なぜ死のうとしていたのかと聞かれ、事の経緯を打ち明ける。男は相槌を打ちながら神妙に聞いてくれる。更に、金がないのならば、仕事を紹介してやろう。猫の手も借りたいのだ。と鶴の一声。

早速紹介する、嫌なら断ってもいい。と言われる。どんな仕事でも請け負うと返す。
心強い、と車に乗せられる。最初は愛想が良かった男が目的地に近づくにつれて静かになる。嫌な予感。

到着したのはいかにも怪しい倉庫街。震えが止まらない。男はさっさと出ろとすごい力で頭を引っ張ってくる。
そのまま倉庫の中に引きずり込まれる。
中は鉄の臭いがする。
人相の悪い男たちが椅子に、その他の数人の男達が地べたに座っている。
彼らの仕事は人さらいとのことで、地べたに座る男たちは自分と似たような境遇らしい。

逃げたら殺すと言われるがそもそも逃げるような勇気や甲斐性の持ち主ならこんなところにいない。

その日初めて人を誘拐した。誘拐した人間は海外へ売り飛ばすらしく、拘束したのちに倉庫へと運ばれ、出荷されていく。需要と供給はこんなところでも成り立つのだとため息をつく。

新しい仕事場にも慣れ、一年が過ぎた。そこそこ組織にも信頼されるようになり、チーフを任されるようになった。常に財布が膨らんでいるくらいには手当ても貰える。人にばらしたり、逃げたり、大きな失敗をしなければ甘い蜜が吸える。ちょろい仕事だと思った。
その日もいつもと同じように小さな子供を誘拐するだけのちょろい仕事だった。
小学校の学区ギリギリから登校しているらしい子供。更に、人通りの少ないポイントも多い。
大人ならまだしも小学生、俺一人で十分だと現場へ向かう。子供なんてこの一年間で何回拐ったことか。ターゲットはまだ来ない。そういえば資料をまだ読んでいない。ふとした気まぐれで薄い紙に目を通し、固まった。
ターゲットは自分を捨てて妻と出ていった子供だった。それ以降連絡は取っていなかった。なにかの間違いだろうと何度も読み返すけれど文字は変わらない。そのうちバックミラーに遠くから子供が歩いてくるのが映る。
その子供を何らかの手段で、例えばスタンダードに親御さんが病気です、と騙すなり最悪轢くなりして連れていかねばならない。しかし、どうしても体が動かない。冷や汗が背を伝う。
ここで子供を連れていかなければ組織に何をされるかわからない。もし自分の子供だから見逃した、なんてことが明るみになれば自分は情に流される使えない駒だと判断されて捨てられる。組織からの信頼など所詮使い捨ての部品への信頼なのだから。
それでも、売られていった先での子供の扱いをこの一年で嫌ほど知った男には、自分の子供をその立場に貶めることは出来なかった。
最期に子供となにか話したいと思うものの今の自分にはそんな資格はないと考え、バックミラーを気にしながらもそっと車を走らせた。

- 完 -

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無題

Twitterで、田舎って言葉を使わずに田舎を表現してみやーち!!みたいなハッシュタグがあったので書いてたら変なお話ができたので載せます。
今日テストなんですが完徹からの寝れないという有り様です...
ユリ熊嵐と艦これとっといたのではよみたい...見たいよ...




片道一時間の通学路を、三十分に一本の電車に揺られながら、隣に座る元同級生を意識しながら帰る 。会話はない。たびたびぶつかる視線に耐えられなくなって、そっと左後ろの窓の外の農道を見る。だけど、真っ黒な窓にはまだ、視線がはりついている。
元々人の少ない車両が無人の駅に着く度に密度を大きくしていく。最後には二人になった。
視線ははりついている。けれども、声は出ない。中学からの付き合いのセーラー服の袖をなんとなくいじる。ボタンを外して、はめて、また外して、と繰り返していると終点が近いとアナウンスが言った。
鞄と膝の間に置いた切符を握って腰を浮かすと、うっすら赤色の手に手首を掴まれた。けれど、何も言わない。口に出さない。
けれど、言いたいことはわかる。わかるけれど、終点だから。とそっと振り払う。
「髪」
背後に声がした。
「下ろしてるんですね」
座席の向こうでちいさく聞こえる声がした。
「もう高校生、だから」
そっか という言葉と一緒に、アナウンス。
チカチカと鳴る街灯と、改札口とベンチ。

_―_―_―_―_―_―_―_―_―_―_―_―_―


この同級生はずっと中学生のままでいたかったのですが、高校は皆離ればなれだし、他校に行けば頻繁に会うことはできないし、会わなければ人は変わるのでさみしい思いをしていたところ主人公が中学と同じ制服でいるのを見て少しセンチになったのです。
特に性別の指定はないのですが、百合っぽい気がします。
ところどころに田舎感を出したつもりですがどうでしょう。

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無題

以前書いた名前だけ文豪から引っ張った男子校の学生寮もの

こんにちは、菊池寛です。今日は重大なニュースがあってやってきたんです、恒藤君。
あ、待って。閉めないでください。待って待って。お願いだから聞いてくださいって!!
はい、どうも、はい。...コホン、実はですね、私、菊池はですね...実はですね、さ、佐野と...
いえ、また罪をおっかぶせられたのではなくてですね。
えっと、その節は...ってそうじゃなくて!
ええい単刀直入に言いますよ!私と佐野は付き合うことになりました!!

え、ちょっとなんで芥川くん、えっなんで羽交い締めにするんですかって医者ですか?何故にってちょっとほんまちょっと、あっあーーーーーー

この↑あほな文章を書いてて思い付いた小話↓

「佐野、卒業したらどうしますか」
「どうするって、なんのこと?進路?」
「いえ、私たちの家です」
「はん?」
「ほら、私達って愛し合ってるじゃないですか。
世間ではこういう関係を夫婦と呼ぶそうですね、私達は夫婦です。
夫婦ならば同棲しなきゃいけないじゃないですか」
「いや、愛し合ってないし...」
「私の愛を疑っているのですか?私はきちんとあなたのことを愛していますよ、いつも口に出しているようにね☆」
「おえ...ちげえそうじゃない」
「資金繰りのことや新居についてならそんなに心配しなくても大丈夫ですよ?
私の持てる最大の人脈をフル活用して安く綺麗で使い勝手のよい愛の巣を何があっても用意しますし...」
「いやまって、俺たちまず付き合ってすらないし」
「?付き合う?既に夫婦なのにですか?」
「ほんとまって、俺たちただのカキタ...ただの同室だから」
「あぁ、既に同棲してますからやっぱり夫婦ですね」
「もうやだこいつ」

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巫女さんSFもの

巫女さんSFもの

巫女さん:地球を守るために月でオイノリする家系。
生まれたときから月にいるが、一度だけ水に写る地球の男の子と会話したことがある。
(式神にお世話されてたため、母の顔も知らない。)

少年を、隠匿されていた召喚術で呼び寄せる。それを隠している。

キノミヤ:祈之宮。
オイノリをする神聖な神殿。見た目は普通の神社。

謎物質(ぷるんぷるん)に包まれている。月に建ってる。

内部は不思議なパワーが溢れており、大体巫女さんの意のままになる。
パワーにより巫女さんはお腹すかない。でもお茶飲む。

その存在は地球にいる人間には知られていない。(一部の人間除くらしい)
巫女さんと少年しか住んでいない。

部屋は時の部屋みたいなのから庭園までなんでも作れる。でも生き物はいない。式神ならいる。

少年:自分が誰だったかは覚えていない。
所謂式神的存在にあたるが、
普通は召喚すると動物の姿になるのに人間のままという特異なやつ。


 

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以前かいた赤降を発掘したので

注意
バスケしてない
赤司くんが一つ年上
赤司くんがヤンデレ
赤司くんが画家(村.山槐.多さんイメージ)
赤→降




赤司さんは俺の一つ上の先輩で、なんか画家さんらしいけど俺は彼と2、3回話したことがあるだけで彼のことをよくは知らない。

しかし、彼が異常であることはよくわかった。

ここ数日、血で書いた手紙が届くのだ。

もちろん、恋文である。

接吻で人を殺せるようになっただの、モデルになってほしいだのといった内容に、頭がくらくらした。


ついには彼は俺をプリンス様と呼びだした。やめてください。

もはやその頃には「やだ...イケメンッ...」とかの感情は失せていたし、返事すらまともに返さなくなってきた。
なんつーか、もう、帰れ。

そんな風にそっけない態度をとっていたら彼の熱も冷めると思っていたが逆だった。

むしろ日に日にヒートがファクトに包まれてアップだ。

ついには家にまで憑いてこられた。憑いて。

「ちょ、帰ってください帰れ!」
「フフップリンス様はツンデレだなぁまるで真太郎みたいだ」
駄目だ!手におえない!


とりあえずえんがちょしてみたけどまるで効果がなかった。えんがちょ。

警察を呼ぶか救急車(あざとイエローカラー)を呼ぶか真剣に悩んでいると、彼は俺のの手首をいきなり掴んできた。

「いた...っ!やめてください
去れえんがちょの向こう側へ!」

「僕は目が見えなくなったら死ぬ」

彼は俺の目をじっと見て言った。

手首は離してくれたけど、不揃いな目は離してくれなかった。

「僕は絵がかけなくなったら自殺する。ずっとそう考えていた。

いま既に視力が落ち続けている。だからそのうち死ぬ。
君を見るまでは、そう考えていた。


でも...」

一旦言葉をきって、続けた。

「僕は君を見られなくなったら死ぬことにした。

最期に君を描いて、描いた僕は死ぬんだ」

「な...」

それはつまり俺が逃げたら遺書がわりに俺の顔描いて自殺するってこと?


「なにこのひとこわい...」

つい口に出してしまった。

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